山口県宇部市周辺の御朱印めぐり① ~琴崎八幡宮・出雲大社 宇部教会~

  • 2018年2月26日
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山口県宇部市周辺の御朱印めぐり① ~琴崎八幡宮・出雲大社 宇部教会~

近年、神社や寺院に参詣・参拝した際に頂ける「御朱印」が全国的に注目されています。
御朱印を集めている女子たちに「御朱印ガール」という名前が付いたりするほどです。
山口県にも萩市の松陰神社や山口市の瑠璃光寺などのように、全国的にも名の通った神社や寺院も数多くありますが、今回は、山口県内ではあまり有名な観光地の少ない、筆者の暮らす宇部市で頂ける御朱印をテーマに神社仏閣を訪ねてみたいと思います。

御朱印について

御朱印のイメージ写真

御朱印は、寺院に納経をした際の受付印として頂いていたものが始まりだそうです。
神社や寺院にお参りした証として、神社の社務所や寺院の受付所などで、御朱印を書いて頂くことになります。
正直なところ、御朱印めぐりといっても、スタンプラリーをしているような感覚になってしまうのですが…
それだけを目的にするのはとても失礼なことになりますので、参詣・参拝は必ず行ってから御朱印をお願いするようにしましょう。

御朱印のいただき方

あらかじめ、御朱印帳を用意して、御朱印をお願いする際に渡します。
なお、神社とお寺の御朱印を一冊の御朱印帳で一緒に頂くことは、基本的には大丈夫なのだそうです。
ですが、神社用と寺院用で別々に分けて置いたほうが先々無難かと思います。
御朱印帳を用意するのを忘れてしまった場合でも、お願いすると専用の紙に書いて下さるそうなので、それを自分の御朱印帳に貼ったりすることもできます。
御朱印帳が手元に戻ってくる際に御朱印代をお渡しします。300円がスタンダードな金額になっていますが、寺社によっては、特別な御朱印などもあるので、金額は一律には定まっていません。
また、お釣りを出さないように、あらかじめ小銭を準備していきましょう。

寺院では御朱印が頂けない宗派もあります

浄土真宗の寺院では教義上の理由から御朱印は頂けないそうです。
また、御朱印帳の中に日蓮宗の寺院の御朱印が入っていた場合、他の宗派の寺院から教義上の理由により、同じ帳面に書くことを断られる場合があるそうです。
なので、日蓮宗には別に専用の御朱印帳を用意した方がよいそうですよ。

御朱印帳の入手について

御朱印帳は、近年の御朱印ブームで、本屋さんや文具店でも取り扱っているところもあり、時々見かけます。
また、ネットショップでも可愛いデザインのものが多いです。
筆者の一番のおすすめは、寺社においてあるオリジナル御朱印帳です。
山口県内の一部の寺社では、その寺社をイメージしたデザインの御朱印帳が用意されているところもあります。
オリジナル御朱印帳をおいてある寺社から御朱印めぐりを始めると、スムーズにまわれると思いますよ。

宇部市でオリジナル御朱印帳を手にいれるなら琴崎八幡宮へ!

琴崎八幡宮

宇部市で御朱印めぐりを始めるならば、まずは琴崎八幡宮へ!
宇部市内で一番大きな神社で、初詣の参拝客も多く、県内でも人気のある神社です。

創建は平安時代

創建は859年(貞観元年/平安時代)で、大分県宇佐市にある宇佐八幡宮の御分霊を京都の石清水八幡宮に遷そうと航海している途中で嵐に遭遇した船が、その難を逃れる為に宇部の琴芝の辺りに着いたことがきっかけのようです。そして、その場所に里の人々が祠(ほこら)を建てたのが、琴崎八幡宮の始まりでした。後に厚東氏第7代目当主・厚東武光によって、現在は出雲大社宇部教会がある場所に遷されたそうです。
厚東武光は生没年は分かっていませんが、源平の戦いがあった頃に活躍していた人物なので、平安末期から鎌倉時代初期にかけての頃のことです。
そして、現在の場所に琴崎八幡宮が遷されたのは1377年(永和3年/南北朝時代)、大内弘世(1325年-1380年)の時代。大内弘世は大内氏の中興の祖と呼ばれている人物で、彼の時代に厚東氏は滅ぼされています。その大内氏が滅んだ後も、琴崎八幡宮は毛利氏、福原氏というような時の領主をはじめ、現在の私たち一般市民までと、幅広く人々の信仰を集め、親しまれている神社になります。

八幡宮とは?

八幡宮の主祭神は戦いの神様

全国的にも八幡宮という名前の付いた神社が沢山あります。もしかしたら、あなたのお住まいの町にもあるかもしれませんね。

祀られている御祭神はこちらになるそうです。

  • 品田和気命(応神天皇)…八幡宮の主祭神とされていて、弓矢や戦いの神なのだそうです。また、八幡神とも呼ばれているそうです。
  • 足仲津比古命(仲哀天皇)…応神天皇の父
  • 気長足比女命(神功皇后)…応神天皇の母
  • 宗像三女神…海上交通の守護神

左三つ巴模様

左三つ巴模様

八幡宮の神紋は「左三つ巴」が多いのだそうです。これは、水の渦の形とも弓矢の武具である鞆の形などとも言われているのだそうですが、応神天皇の神紋とされているようです。
八幡宮の総本宮は大分県宇佐市にある宇佐八幡宮(宇佐神宮)です。宇佐八幡宮と聞くと、奈良時代の769年(神護景雲3年)、聖武天皇(701年-756年)の娘の称徳天皇(718年-770年)の時代に起こった宇佐八幡宮神託事件を思い出します。これは、称徳天皇を政治的にサポートしていた道鏡(700年?-772年)という僧侶が、宇佐八幡宮の八幡神から、次期天皇になるべきは道鏡だとお告げがあったという、今でいうところの政権交代のような、クーデターのような話ですが、現在の21世紀において、一地方の大分県にある神社の八幡神様のお告げが当時の天皇の進退にも影響を与えるなんて、それはもう、本当にすごい力を持たれているんだと驚かされます。
そして、八幡神様は弓矢や戦いの神様として有名だったので、後に武家からの信仰を集めました。
現代で「戦い」というと物騒ですが、例えば己の迷いに打ち勝つ、商売の成功、受験や就職活動など…人生の岐路において、いろいろな勝負事ってあるように思います。
そう思うと、私たちの日々の暮らしにとても身近な神様なんだなと改めて思います。
また、宗像三女神は、2017年世界遺産にもなった宗像大社(福岡県宗像市)で祀られている神様です。宮島の厳島神社(広島県廿日市市)も宗像三女神が祀られています。
どちらの神社も海が近いですが、航海の安全を願う人々の信仰を集めています。

琴崎八幡宮の御朱印

琴崎八幡宮の御朱印

こちらが琴崎八幡宮の御朱印になります。
右上にある御朱印は神籬(ひもろぎ)を表しているそうです。
神籬とは神様を招くための依り代なのだそうです。仏教では仏像があって、仏様は私たちの目に見える形をしていますが、神道では神様は形として目には見えません。その神様が、ここにいらっしゃるということを表しているのがこの右上の御朱印になるのだそうです。

琴崎八幡宮の御朱印帳

今回、こちらのオリジナル御朱印帳を購入しました。裏表紙に琴崎八幡宮と名前入りです。色や柄は他にもあります。
名前の入っていないタイプもありますので、お好みで選ばれてみてはいかがでしょうか。

お守りの種類が豊富です!

琴崎八幡宮の御守授与所

こちらのモダンな建物は授与所で、2017年(平成29年)5月に完成したそうです。
入口にガラス張りの扉があり、寒い季節もお天気の悪い日にも安心ですね。長い歴史や格式のある神社の風格と現代の建築やデザインが見事に融合していて、とても清しい外観の印象です。

御守授与所の中

中には沢山のお守りが綺麗に配置されています。なんと770種類以上もあるそうなので、あなたの願いに寄り添ってくれるお守りが必ず見つかりそうです!

琴崎八幡宮の御守り

名称琴崎八幡宮
所在地山口県宇部市大字上宇部大小路571 地図を見る
電話番号0836-21-0008
ホームページhttp://kotozaki.com

出雲大社 宇部教会

宇部に出雲大社が?!

出雲大社 宇部教会

島根県出雲市にある、あの縁結びで有名な出雲大社の分社が宇部市宮地町にあります。
こちらに出雲大社が創建されたのは、1928年(昭和3年)のことだそうです。
宇部市ではおそらく知らない人はいない、渡辺翁こと渡辺祐策(1864年-1934年)が厚狭郡楠木町吉部にあった神社に、宇部市内に神社を遷してほしいとお願いをされたことが始まりなのだそうです。

因幡の白兎の像

出雲大社の御祭神は大国主命です。因幡の白兎の神話でも有名ですよね。

出雲大社 宇部教会の御朱印

宇部教会の御朱印

中央にある御朱印は、六角形の亀甲紋の中に剣花菱が入っています。これは出雲大社の神紋になるそうです。

いづも暦
また、こちらの神社では、いづも暦という冊子がありました。毎年発行されるようですが、1年の年中行事や出雲大社にまつわる行事、九星による占いなどが載っていて興味深いです。
また家事や農事の指針も掲載されており、
例えば2月は
家事:(中旬)確定申告書作成の準備、皮革製品の手入れ、好天気時の毛布・ふとん干し
農事:(下旬)トマト・きゅうりの温床播種。麦の土入れ・踏圧。田あぜの雑草焼却。京菜収穫
というように、細かく記してあるのは、なかなか便利だと思いますし、なんだかとても勉強になります。

もともとは琴崎八幡宮があった場所

真締川

現在、出雲大社 宇部教会がある場所は、もともとは琴崎八幡宮があった場所なのだそうです。
この場所が宮地町と呼ばれているのはそのことが関係しています。
この場所に琴崎八幡宮があったのは、平安末期あたりからのことらしいですが、その時代の宮地町の辺りは海のそばに位置していたのだとか。
琴崎という名前の由来は、海風が琴の音のように聞こえるからということで、崎というのは岬の先端のような意味合いがあります。
宮地町は、現在は真締川のすぐそばに面していますが、海からは少し内陸にあるので、この辺りまでが昔は海だったことがなんだか信じられない気持ちですが、昔の人は、海から吹く風を琴の音みたいだとか、なかなか風流なネーミングをするのだなと感心してしまいます。

名称出雲大社 宇部教会
所在地山口県宇部市宮地町16-22 地図を見る
電話番号0836-21-7589

おわりに

普段気にもとめない町の地名や神社の名前にも、昔から今につながる歴史があって、意味があるということが分かりました。
御朱印をこれから始めたいと思われていらっしゃる方、御朱印めぐりをされていらっしゃる方も、宇部に来られた際は、ぜひ今回訪れた神社をお参りしてみてはいかがでしょうか?

参考文献
『宇部ふるさと歴史散歩』黒木 甫/著(発行:宇部時報社/1994年)

この記事は、当ブログ運営スタッフの実体験をもとに作成されています。情報の鮮度・有用性・確実性については保証していません、記事内容の実施はご自身の判断と責任のもとにご利用ください。

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