意外と簡単。レザークラフトでおしゃれアイテムを手作りしてみた。

  • 2016年10月31日
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山口県で古民家暮らし。レザークラフ、やってみました。

一見、むずしそうに見える『レザークラフト』。でもほかの人の作品を見ていると、どうしても自分で作ってみたくなりますね。というわけで今回は山口県で築60年の古民家で暮らす筆者の趣味のひとつ、レザークラフトの基本をご紹介。

1.レザーの魅力は?

私たちの生活の中に多く活用されるレザー。服・カバン・ベルト・財布・手帳・手袋・靴など挙げるとキリがありません。幼い頃は『オトナなイメージ』が強く、いつかレザーの似合うオトナになりたいと思ったほどです。レザーは扱いにくいという印象が強く、実際に手入れ・保存がしっかりできていないとカビてしまったり、表面が傷んでしまったりすることもあります。その反面、レザー製品は手入れを怠らなければ、長持ちし、ヌメ革は特に長く愛用することで飴色に変化していき、風合いが増していきます。

2.レザークラフトと私。

e0012本格的に初めたのはかれこれ9年前の事。バイクに乗っていたこともあり、レザーの財布やカバン等、ずいぶん憧れていました。それからさらに遡ること約10年。90年代の古着ブームの真っ只中、私も人並みに古着屋さんに入り浸っては、お気に入りの一点モノを買い漁っていたものです。その中にあったヴィンテージのレザーカバンに一目惚れ。運よくゲットでき、長年愛用していたのですが、いよいよ縫い目がほつれ、使うのが困難になってきました。何とか修理できないかと考えた結果、始めたのがレザークラフトというわけです。いま見るともう一度、修理し直したいと思う箇所が多々あるのですが、これはこれで使えるので、良しとしています。

レザークラフトは大変?

e0001本職で作られている方や売ってある商品のように作るのは初心者にはほぼ不可能。当然ですがこれはどの業界でも同じことです。ただし、初心者の方でも何とかカタチにはできます。いろいろなモノを作れるようになると、それに伴った専用の道具が必要になることがありますが、最低限必要なのは、針・糸・ロウ・菱目打ち・金づち・革。これで何とかなります。手芸をやられている方は特に、『革に針を通すのは大変なのでは?』と心配されるようですが、布とは違い、針で穴を開けて縫うのではなく、事前に菱目打ちという道具で縫い目を作っておくので、要領さえつかめば、特に難しくはありません。

3.実際にレザークラフトで小物を作ってみる。

e0014去年の冬に大活躍したペレットストーブ。何とも無機質なデザインがお気に入りですが、黒1色なのでちょっとしたアクセントとして、ハンドル部分にレザーの取っ手をつけることに。

まずは採寸。

e0002何を作るにしても寸法を測ったり、設計図的なものを書いたりします。レザークラフトにおいても当然必要で、これを怠ると、作り直しなんていうことも起こってくるので、ここは地味ですが、重要な工程のひとつです。
私の場合は、実際の取っ手の部分に紙を当て、その紙に後をつけていきます。
これを基に取っ手の厚みと縫い目を考慮した上で、最終的なサイズを割り出します。

型紙をつくる。

e0003採寸して、最終的なサイズを割り出した後、革を切り出す実際のカタチを決めていきます。角の部分は若干丸みを付け、ハサミなどを利用し、その型紙を切り出します。

型紙を使って、革を切り出す準備。

e0004型紙がずれないようにテープなどを利用して固定し、革に印を付けていきます。鉛筆やマジックなどでも線を引くことも可能ですが、私は各ポイントに千枚通しで跡をつけ、最終的にその跡を線で結んでいきます。これを同じ要領で2枚ほど作ります。

革を切る。

e0005ハサミやカッターナイフでも切れますが、なるべく切れ味が良いものを利用します。革が厚い場合は切りにくいので、革包丁という専用の道具を使います。先ほど型を起こした線に沿ってずれないように切っていきます。*多少ズレたとしても後の作業(コバ磨き)できれいにすることができます。

縫い目を付けていく。

e0006切れ端から数ミリの所で縫い目を付けていきます。私の場合は、後ほど出てくる菱目打ちの刃と刃の距離がちょうどよいので、このサイズで縫い目を決めています。切れ端に片方の刃を当て、切れ端に沿ってもう片方の刃で線をつけていきます。その線に沿って金づちと菱目打ちを使って縫い目を空けていきます。

縫い合わせの準備。

e0007革には裏表があり、すべすべした面が銀面。毛羽立っている面が床面と言い、床面を合わせた状態で、2枚を重ねます。縫い始まりの先に千枚通しを差し、マチ針として使います。これから実際に縫っていくわけですが、布を縫うときと大きく違うのは、針を2本使うということ。ミシンの場合は上糸と下糸がありますが、下糸が解けてしまうと一気にホツレていきます。レザーの場合は、上糸・下糸が交互にくるので、一箇所が解けてしまっても全体がホツレてしまうことがありません。また縫い糸が麻糸の場合、『ロウ引き』と言って事前にロウを塗っておきます。こうすることで糸の耐久性を高めたり、縫いやすくしたりします。縫い糸の長さは、実際に縫う長さの3倍ちょっとを目安に切ります。玉止めに関してもレザー独自のやり方があり、針の穴に糸を通し、通った方の短い糸に針を3回ほど突き刺し、そのまま、下の方まで貫通させます。これで縫う準備が整いました。

実際に縫い合わせる。

e0008このままでも縫えなくはないのですが、2本針を使う時点で両手が塞がってしまいます。本当は、革を固定するためにもう一人いて、持ってくれれば縫いやすいのですが、実際はそうはいきません。ですので、レザークラフトをする上で、『レーシングポニー』という道具があると便利です。要するに縫う際に革を挟み込み、固定するという道具です。レザークラフトの専門店に行けば売ってあることもありますが、私の場合は、DIYで作りました。レーシングポーニーに固定後、まず、1穴目に糸を通し、逆方向に糸をクロスさせ、もう一度1穴目に2本の針を通します。これがミシンで言う『返し縫い』となります。後は、交互に針を通していき、縫い進めます。布と違い、縫い目がカーテンのように絞られていくことはありませんが、ひと針ひと針、糸を締めていきます。最後の穴までくると最初と同様に糸をクロスさせ、返し縫いを行います。2~3目ほどで、返し縫いを終了させ、片面に両方の針が出る状態にします。その後は本結びをして糸を切ります。結んだ部分は解けないように、ロウや木工用ボンドを付け、解けにくくします。

仕上げ。

e0009売ってあるレザーの小物を見てみると、切れ端が丸く、テカテカに仕上げているものがあります。この工程は『コバ磨き』と言い、これを行うことによって、革の毛羽立ちを抑えたり、きれいに見せたり、高級感が増していきます。まず、銀面の角部分をヘリ落としという刃物を使って切っていきます。これが終われば、少し粗めのサンドペーパーで切れ端のカタチをきれいに整えておきます。次に『トコノール』という白濁した液体を毛羽立った部分のみ(銀e0013e0010面に付くとシミになる場合はあります。)に塗り、ウッドスリッカー(自作)で磨いていき、ツヤを出したら完成!!

4.まとめ

思ったよりもカンタンにできませんか?レザークラフトで使う道具も数千円から揃いますし、かつては専門店に足を運ばなければ揃いませんでしたが、消耗品や革も山口県内の手芸店に行けば置いてあるところもあり、気軽に楽しめるようになりました。しかし根本的なところを見落とさないでいただきたい。今回使った『革』は何からできているのか。私は革を購入する時、半裁で購入しますが広げてみると牛の形そのものです。人の生活には必ず、動物や植物の犠牲の上に成り立っています。私自身もこういった生活の中で生かされています。そのことを忘れず、大切に使ってほしいですね。

この記事は、当ブログ運営スタッフの実体験をもとに作成されています。情報の鮮度・有用性・確実性については保証していません、記事内容の実施はご自身の判断と責任のもとにご利用ください。

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